「親知らず」のこと
- 2021年10月27日
- 口腔外科
では、ここで歯にまつわる初めての投稿です。
最近、ご相談を受けることが多いので、ここで少し「親知らず」についてお話ししましょう。
まず、専門的なお話しをしてみましょう。
お口の中の奥の方に存在する歯は「大臼歯(だいきゅうし)」と呼ばれ、
第1大臼歯は6歳頃に生えてくるので「6歳臼歯」、
第2大臼歯は12歳頃に生えてくるので「12歳臼歯」、
などと呼ばれることもあります。
さらに、第3大臼歯と呼ばれる歯も存在し、これが「親知らず」と一般的に呼ばれています。
つまり、「親知らず」まで存在すると大臼歯は3本存在することになります。
しかし、「親知らず」は全員に必ず存在するわけではなく、もともと初めから無い方もいます。
上下左右に4本ある方、3本だけの方、2本だけの方、1本だけの方など様々です。
また、「親知らず」の存在する位置や方向なども、患者様みなさんそれぞれ違います。
位置や方向はレントゲンやCTを撮影するとわかります。
まっすぐ生えている方、斜めになっている方、完全に横に寝たような状態の方など。
「親知らず」のことで気になることがあるという方は、ぜひ一度ご相談くださいね。
次回は、『なぜ「親知らず」という名前がついているのか?』という内容をお届けしたいと思います。
上野貴士