11月8日は「118(いい歯)」の日
- 2021年11月9日
- 一般歯科
こんにちは。
昨日は11月8日で118(いい歯)の日でしたね。
皆さん、毎日歯にいいことをされていますか?
今回は「XYLITOL(キシリトール)」について少しお話ししたいと思います。
キシリトールはテレビでもよく宣伝され、ご存知の方が多いのではないでしょうか?
「なぜキシリトールがこんなに多く宣伝され、なぜ虫歯を防ぐのか?」
キシリトールとは「代用甘味料の1つ」とされ、砂糖と同等の甘みがあります。
代用甘味料とは「砂糖に代わる虫歯を起こしにくい甘味料」のことです。
虫歯がどのようにできるのかを簡単にお話しをしますと、
お口の中にいるミュータンス菌と呼ばれる虫歯菌が、砂糖をエサとして体内に取り込み、そこで酸を作り出します。その酸を歯に振りかけることにより、歯の表面が溶けて虫歯となります。
ここで「キシリトール」は代用甘味料、つまりこの砂糖の代わりをするということです。
ただ、代わりをするのですが、ここがとても重要な点になります。
ミュータンス菌は砂糖と同等の甘みのあるキシリトールを、砂糖と勘違いをして体内に取り込むのですが、このキシリトールでは酸を作り出すことができないのです。
酸を作り出すことができなければ、歯を溶かすこともできませんよね。
その他に、
「キシリトールガムをかむことにより唾液の分泌をうながす作用」
「歯の再石灰化をうながす作用」
などもあり、キシリトールは歯にとって、とても良いことを多くしてくれる材料なんですね。
今では、お店に行くとこのような物も発売されており、キシリトールを目にすることが多くなりましたね。
やはり、宣伝効果が高いですね(笑)
これにより皆さんが歯のことを少しでも意識してくれると、私たち歯科医師はとてもうれしいですね!
「皆さん、毎日歯にいいことしてますか?」
上野貴士